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横浜シンフォニエッタメンバーによる
クラリネット五重奏
森に馴染む音楽はたくさんありますが、クラリネットのあたたかい音色もそのひとつではないでしょうか。ブラームスの名曲・クラリネット五重奏曲と、ブラームスに見出された作曲家ドヴォルザークが書いた叙情的な音楽を演奏するのは、神奈川が世界に誇る室内オーケストラ・横浜シンフォニエッタのメンバーの皆さんです。緑あふれる箱根湖尻アートビレッジで、親密な室内楽をぜひお楽しみください。
日時:8月6日(土)13:30 開演
場所:箱根湖尻アートビレッジ ホール
入場:一般 3000円、学生2000円
※未就学児入場不可
曲目
ドヴォルザーク:
弦楽四重奏のための《糸杉》より
第7曲〈私はその家の周りをさまよう〉
第8曲〈森のなかの小川のほとりで〉
ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 作品115
出演
横浜シンフォニエッタより
近藤千花子(クラリネット)、遠藤香奈子(ヴァイオリン)、大光嘉理人(ヴァイオリン)、阿部真也(ヴィオラ)、懸田貴嗣(チェロ)
横浜シンフォニエッタ(今回はメンバーによる室内楽での出演)
1998年、東京藝術大学学内にて音楽監督山田和樹によりトマトフィルハーモニー管弦楽団として創設。2005年横浜シンフォニエッタに改名、10年一般社団法人化する。その後の快進撃は、フランス/ラ・フォル・ジュルネ音楽祭に日本の楽団として初めて招聘を皮切りに、モスクワ/ロストロポーヴィッチ国際音楽祭等海外の著名な音楽祭にも度々招聘され現地で大絶賛される。2019年モスクワ公演では、プロコフィエフ交響曲第1番「古典」、モーツァルト交響曲第39番を暗譜演奏しセンセーショナルな大成功を収めメディアでも大きく放映された。国内外にてCDリリース多数。テレビ朝日「題名のない音楽会」にも度々出演し、国内外から大きな注目を集めているオーケストラである。横浜文化賞文化・芸術奨励賞受賞。
オフィシャルサイト yokohama-sinfonietta.com
今回の出演者は以下の通り。
クラリネット:近藤千花子
ヴァイオリン:遠藤香奈子、大光嘉理人
ヴィオラ:阿部真也
チェロ:懸田貴嗣
出演者プロフィール
近藤千花子 (クラリネット)
東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、2005年東京芸術大学音楽学部を首席卒業。安宅賞、アカンサス音楽賞受賞。第78回日本音楽コンクール第2位。第22回日本木管コンクール第1位、聴衆賞。これまでにクラリネットを磯部周平、山本正治、村井祐児の各氏に師事。2013年アフィニス文化財団海外研修員として英国王立音楽院修士課程修了。在学中、クラリネットをクリス・リチャーズ、エスクラリネットをチーユー・モーに師事。ロンドン交響楽団に客演。現在、東京交響楽団クラリネット奏者。横浜シンフォニエッタ シーズンメンバー。洗足音楽大学、昭和音楽大学非常勤講師。
遠藤 香奈子(ヴァイオリン)
桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部を卒業。2009年アフィニス文化財団の助成による海外派遣研修員としてニューヨークへ留学、研鑽を積む。
第1回東京室内楽コンクール優勝。第2回大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門第2位。第5回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクールにて最高位ならびにサルバトーレ・シャリーノ特別賞を受賞。霧島国際音楽祭特別奨励賞、青山音楽賞バロックザール賞等受賞する他、国内外の音楽祭へ招待され参加するなど、アンサンブル奏者としての能力を高く評価され、幅広く活動している。
現在、東京都交響楽団第2ヴァイオリン 首席奏者、The 4 Players Tokyo(弦楽四重奏団)第2ヴァイオリン奏者を務める他、ソロリサイタルや施設へのボランティア出張演奏も定期的に行い、幅広い世代と環境へのクラシック音楽の普及に意欲的に取り組んでいる。
大光嘉理人(ヴァイオリン)
愛知県豊田市出身。東京藝術大学音楽学部器楽科を経て、東京藝術大学大学院音楽研究科修了。これまでに、中部フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、及び愛知室内オーケストラと共演。ロストロポーヴィチ国際音楽祭、PMF2019,2021に参加。‘21年度東京藝術大学アートリエゾンセンターレジデントアーティスト。横浜シンフォニエッタヴァイオリン奏者。ソリスト、室内楽奏者として活動する他、様々な演奏会にゲストコンサートマスターとして出演。劇伴音楽等にも多数参加。近年は古楽器奏者としても活動している。FMとよた、CBCラジオ等にも出演。
阿部真也(ヴィオラ)
幼少よりピアノ、13歳よりヴァイオリンを始める。札幌インターナショナルスクールを経て17歳で単独渡米。サンフランシスコ音楽院ヴァイオリン、ヴィオラ科修了。2005年より拠点をドレスデンに移し,研鑽を積む。2006年コルドバ国際指揮者コンクール入賞。2007よりバレンボイム基金の一員としてエドワードサイード音楽院教授。2009年よりコバケンと仲間達プレミアムオーケストラヴィオラ首席奏者、講師として参加。2010年ロームミュージック基金在外研究生。世界各国の一流オーケストラ、奏者との共演を重ねる。2014年より横浜シンフォニエッタ シーズンメンバー。国内外オーケストラで客演首席ヴァイオリン、ヴィオラ奏者を務める他、客演指揮者としても多くの演奏会に出演。アスペン、タングルウッド、ラフォールジュルネ、ロストロポーヴィチ等の国際音楽祭に出演。音の輪音楽教室主宰、ラインハイト室内楽アカデミー講師等で後進の指導にも力を注いでいる。
懸田貴嗣(チェロ)
東京芸術大学院修了後、ミラノ市立音楽院で学ぶ。チェロを鈴木秀美、ガエタノ・ナジッロの各氏に師事。伊ボンポルティ国際古楽コンクール・アンサンブル部門で第1位、聴衆賞を受賞。リクレアツィオン・ダルカディア、ラ・ヴェネシアーナのメンバーとして世界各地の音楽祭に招かれている。エマ・カークビー、ミカラ・ペトリ、エンリコ・オノフリなど著名なソリストと共演も数多い。CD「ランゼッティ/チェロ・ソナタ集」で文化庁芸術祭優秀賞受賞。2021年下田国際音楽コンクール審査員。昨秋「ギロヴェッツ/弦楽四重奏曲作品42」をOMFレーベルよりリリース。近年立ち上げたアンサンブル・パルテノペの公演は大きな話題となっている。
©︎Shigeto Imura
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